2016年6月27日月曜日

6月25~26日 鳳凰三山

日時:6月25日(土)~6月26日(日)

メンバー:CL杉山、SL中村、若月、高田、佐藤、山本

行程:
25日:静岡=夜叉神の森(7:20)-夜叉神峠(8:00)-杖立山-苺平(10:15)-南御室小屋(11:00)
26日:南御室小屋(4:25)-薬師岳((5:15)-観音岳(5:35)-地蔵岳(6:20)-観音岳-薬師岳-南御室小屋-苺平-杖立山   夜叉神峠-夜叉神の森(11:45)=静岡

記録:
浜松組は1時20分に集合し静岡に出発。部室で集合し共同装備を振り分け夜叉神の森に出発した。およそ3時間ぐらいで着くことが出来た。今回は中村を先頭とし順調に高度を上げる。


前日に大雨がふり、かなり天候が荒れると思われたが行動中は雨も降らず運が良かった。

コースタイムよりだいぶ早く南御室小屋につくことができた。テントをたて薬師岳までピストンしようとも考えたが皆移動で疲れていて爆睡してしまった。

寝ているときに雨が降ってきたらしい。そのためテント内で夕飯を作ることになった。今日の夕飯はシーチキンカレー。自分が適当に決めたメニューであったが以外と好評であった。
そして、中村の誕生日が近かったのでいちごロールに生クリームをたっぷりとぬってプレゼンとした。ほとんど中村ひとりでたいらげてしまった。この後、食べ過ぎで腹が痛くなったらしいが中村らしい。

その後就寝。

朝、起きてから空をみると曇ってはいるが雲の切れ間から青空が見えた。朝ごはんを食べて出発。時折朝日を見ることが出来た。


白い砂の上を進んでいく。


何の問題もなくオベリスクに着くことが出来た。

ここで少し長く休憩した。
天気がそこまでいいわけではなかったのでそそくさと下山する。
途中で、若月と杉山が岩で遊ぶ以外はとくになにごともなく帰ってきた。
その後テントを回収し下山。12時前には下山した。
近くの温泉につかり、その後静岡に帰ってきた。




まとめ:
今回、初めて山行を計画した。この計画を通じて様々な反省が生じた。まず、サブリーダーの中村とのコミュニケーションが不足していた。これは計画をたてることや天候ばかりを気にしてしまい共同装備の確認が出来ていなかった。今回はとくに問題にはならなかったがもし装備に不備があったら大変なことになっていた。また、結果的に時間をあまらせ過ぎてしまった。たしかに今回土日の2日間しかなく、次の日は講義があり予備日として使いたくないという気持ちもあったのでかなり余裕のある計画をしたが、もっといく山について考えることが出来ればよかった。
まあ、なんにせよ梅雨の天気が不安定な時期にしてはいい山行ができたと思う。
(文:杉山)

2016年6月24日金曜日

2016年6月18日 安倍奥 関の沢シバジロ沢

日時:2016年6月18日(土)

メンバー:CL高田,中村,岩城

行程:
18日:静岡=中の段下駐車場ー入渓地点ーシバジロ沢出合-十枚山ー中の段=静岡


記録:

すごいゴルジュ(とヒルがたくさん!)があると聴き行ってみたかった関の沢に行ってきた。



入渓地点は関の沢右岸林道を詰めたところであるが、下山時を考慮し

林道との分岐で中の段方面に進み、三台ほど停められそうな駐車スペースに車を停めた。

分岐まで戻り、林道を歩くこと30分程で道は終わる。2つ堰堤を超えたところで入渓。

入渓地点






















今日は温かいので早速ちゃぽちゃぽ淵を泳ぎ遡行する。




















徐々に巨岩がごろごろしているなんだかダイナミックな渓相に



この沢、序盤から綺麗な淵が多くついつい入ってしまう。


























元水泳部岩城が水流中央から突破を試みるが…





















水流に負け残念!でも楽しそうです。



























ホールドスタンスを丁寧に探しながら中村も着実に登ってきます。

岩に隠れた魚を手掴みで!あまご?


そしていくつか登れる小滝を登り遡行していくと両側が少しずつ狭くなってくる。

カーブを曲がると、そこにありました。
関の沢名物、極狭ゴルジュ!

ゴルジュの奥に見える滝も含め感動して心が震えました。



























奥の滝が被っており、突破困難と判断し左岸より巻く。

ゴルジュの巻きは難しい。なるべく低く巻いたが、
50mロープ懸垂一回では沢に降りられず、再度15mロープ懸垂で下りた。

ゴルジュを超えると少し明るい渓相となると同時に流木が多くなる。
そうこうしていると右側から明らかに水量の多い滝が合流する。
これがシバジロ沢出合。

ここで地形図を用いて、2人に進行方向確定の為の読図方法を教え実践してみる。
2人とも正しい方向を導けたところで、シバジロ出合の滝を登る。


























関の沢、シバジロ沢通して登れる易しい滝が多く練習になる。




















かなり遊びました。




















遊びました…。

途中、釣り師1人と出会った。彼が釣りをしていたエリアでは水に
入らないよう配慮したが、少し話をしたとき滝を登るという話をすると、
嫌な顔をしていた。

釣り師と沢やの共存は難しいですね。

6,7mの滝を左岸より巻いたとき、謎の作業道に合流した。
補助ロープもそれほど古いものではなく、現役の作業道であるとしたら
どこに通ずるか知りたい。

小滝の連続を越していくと、二俣が現れる。
右俣を選んだが、これが困った。(明らかに右の水量が多かった)
4段程からなる小滝を登ると水が突然消えた。
渓相もそれより上は一気にガレが多くなった。
高度計を見ても稜線まで600m以上あり、稜線直前の右股大ガレ地に
入ってしまった可能性は低い。

これは5分程登ると、太い水流が復活する。
伏流していただけであったが不安な瞬間であった。

時間も押しているが、激藪の尾根を詰めるより
沢筋に稜線まで詰めた方が早いと判断しどんどん登っていく。

源頭に近づいてもなかなか水量が減らない。
しかし、様相は源頭に近づき岩が脆くぬめるので少し緊張する。

右俣がガレ地となった二俣を左に行き詰めるとようやく水量も減り
源頭部に到達した。

沢の源頭はいつでも感動的だ。
源頭部にて怪しげな中村




























稜線までは獣道を拾いながら30分ほど。
そこから更に15分程で十枚山山頂。
十枚山山頂にて






















写真を撮った後、急いで下山を開始した。

事前情報でヒルがたくさんいると聞いていたが
被害は皆無であった。

まとめ:
きれいな淵、立派なゴルジュと豪華な内容の沢であったが
これらはシバジロ沢出合いまでの間にあり、
これらだけの為に出合まで遡行するのもいいと思う。
シバジロ沢は登ることのできる滝が多くテンポよく遡行することができる。
想像以上に遡行に時間がかかったこと、前半部で遊びすぎたことで
下山時刻が遅くなってしまった。ここは反省し次に活かそうと思う。

(文:高田)